「陰の経絡」と「陽の経絡」

「陰の経絡」と「陽の経絡」
私の場合、今年の7月1日から10月後半まで激務を続けることになっています。睡眠時間は4から5時間ぐらいになっています。社殿の「平成の大改修」のご寄進依頼に氏子地域の各家庭・各企業を毎日のように訪問し、その間、祖霊祭や秋祭の準備に追われ、週に一度・月曜日には森之宮鍼灸専門学校で講義にも行っています。

えらそうに言いますが、教員と神職と鍼灸整骨院の院長という肩書きを三つ持っていてそれぞれの仕事をやり通すということは、常人には真似が出来ないと思います。これも若い頃より、拳法や野球で鍛えたことが体力的にも大きく作用していると思います。しかしながら各家庭や各企業を、草履をはいた神職の格好で訪問するために、足の裏には通称「水虫」になってしまいました。かゆくてたまりません。

東洋医学では、この「水虫」も全身に12ある「経絡」のアンバランスを発見する前駆症状と言えます。私は持病に「めまい」を持っています。何時起きるのか不明ですが、この「水虫」のおかげで、「めまい」が起こりかけている前駆症状の一つとして自分で鍼治療していますので、「めまい」の予防ができています。

以前ならハードなスケジュールをこなすと緊張のためか持病の「めまい」を発病することがあったのですが、今回一度もなかったことが幸いでした。ところで、この「めいまい」は、東洋医学において「風邪」が原因としています。いわゆる「メニエール症候群」などのように、「めまい」を主訴としている疾患を東洋医学的に考えますと、「風邪」によって「経絡」のバランスが崩れた状態だと言えます。

「風」は自然界の「風」と同じように、どこでも動き回ります。台風のように家を吹き飛ばしたりすることもできますし、人が立っていられない状態にもなります。このように古代人は「めまい」で人が立っていられない状態も台風と同じように「風邪」の仕業と考えたのです。その原因も「風」と同じように、よく動き回る人に多いと思っていたのです。

「めまい」のように平衡感覚がバランスを崩したときに、どのように鍼灸医学の治療では平衡感覚をどうやって治療するのか、と言いますと40年前に中国へ留学していた頃、中国の先生から左右の足の足背の「太衝」(たいしょう)というツボを教わり、この左右2穴のツボで治療して効果を上げた経験がありました。

先生に聞くと「風が強いと立ってられないので、足のツボを使用し、足の疲れや足の指を強くする目的で使う」といわれ納得したことがありました。

鍼灸医学では、五臓六腑、厳密的に言えば六臓六腑は、左右12本ずつの「経絡」、つまり24本の「経絡」という「気」の通り道があります。つまり、右手に6本、右足に6本、合計12本、同じように左手に6本、左足に6本、合計12本、左右あわせますと24本の左右対称の「経絡」があります。

そしてそれらを「陰の経絡」、「陽の経絡」と分類されます。古代中国人は手と足でそれぞれ3本ずつの対をなしていると考えました。専門用語で申し訳がありませんが、すべての疾患を「陽の経絡」の病気か、あるいは「陰の経絡」の病気か診断するのです。さらに手の「陰の経絡」を使うのか足の「陽の経絡」を使うのか思案するところです。

要するに、今の私は氏子地域をご寄進のお願いで歩きすぎて疲れて病気になりやすい状況なのです。早々に目標額が集まり、お金を数えすぎて手の疲れから病気になりたいと希望する次第です。ということを私は言いたいのです。


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