いじめの問題について

いじめの問題について
戦後民主主義が定着したためか、あるいは個性化教育が導入されたためか、原因は明白ではないが、分かっていることは確実に日本の教育は衰退の一途をたどっている、ということです。

私が小学校・中学校の時代、10分間の休み時間は友達と語り合える楽しい時間でした。今はこの休み時間はいじめの時間帯となっています。教師のいない教室は無秩序そのものでです。鶴見神社のはり・きゅう・整骨院に患者として来院された先生が言っておられた言葉が印象的です。最近の小学生は教師に対する反抗・私語・事業中の立ち歩き等が多く、授業が成り立たず、学級活動もままならないクラスが増えていると言うことです。

また今の子どもたちは学校での休み時間・給食時間・放課後を重荷に感じている、ということです。この時間帯をいじめの時間帯と言っているそうです。いつから子供たちに「他人を思いやる心」の喪失と「自分の感情をストレートに他人に表現する」ようになったのか、検証すべきだと思います。その原因は複雑でひとつには絞ることはできないと思います。それは様々な要因が複雑に絡み合い、積み重なって、いじめの問題や学級崩壊は起こっているからです。これらの問題は、橋下大阪市長が言われるように、もはや学校や教師だけが対応できる問題ではなくなってきています。学校や地域・家庭で取り組んでいかなくてはいけない問題です。


先ずは徒党を組んで、1人の同級生をいじめることも、彼らにとっては自分の感情の表現が卑怯なやり方だと自覚させない限りいじめの問題は解決しません。それには、もしいじめが起きたら、もしいじめをしたら大変なことになるよ、と子供に教えることだと思います。それには学校・保護者・地域との連携を図り、子供たちの様子を聞くことだと思います。そして教師・保護者・地域の人たちが子供たちを講堂に集めることです。その場で、下記の通りの内容について、教師・保護者・地域の人たちが子供たちに教え、遊びという感覚でやっていることが、相手を傷つける場合があるということを理解させ議論することも必要です。

1.いじめとは、どのようなものなのか。
2.いじめによって命を奪われる場合も起きていること。
3.いじめられた者、いじめた者の悲劇。
4.いじめの構造と恐ろしさをしっかり子供に教えておく。

そして、いじめに対しては、教師・保護者・地域の人たちが連携して戦うことを子供たちに伝えておくことが必要だと思います。いじめが起きれば、大変なことになる、ということを子供たちに自覚させることです。

ところで交通事故で毎年1万人ほど死亡していますが、自殺者はそれよりはるかに多い3万人です。交通事故の予防に免許の更新時、ビデオで交通事故の恐ろしさを交通安全協会の指導員が教えます。それでも毎年1万人の死亡者を出していますが、政府は自殺者に関して、どのような対策を講じているのか、私には一向に見えてきません。いじめの問題も含んで自殺者を予防する何らかの対策が必要だと思います。



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