政治団体の「ご招待」について

政治団体の「ご招待」について
民主党の蓮舫議員が、「うちわ」 の問題を投げかけ、テレビのニュースを見る限り、くだらない低次元の問題です。追求した蓮舫議員も同様のうちわ問題を抱えていました。お笑いです。知り合いの中国人は「こんなくだらない質問が国会で答弁しているのか」と。「うちわ」の問題より、大事な大事な問題が山積みなのに、と思うのは私だけですかね。このような小さい小さい問題で何日も議論する国会は、もやは必要ないと思います。

また2014年10月20日、橋下徹大阪市長と在日特権を許さない市民の会(在特会)会長の桜井誠氏「意見交換」が大阪市役所で行われましたが、幼稚園児のけんかのようで、大阪市民にとりまして恥ずかしい限りです。国会議員もクズなら地方議員もクズ議員ばかりという図式になりました。

辞任された小渕前経済産業大臣が関係する政治団体の不透明な資金問題について記述します。2010年と11年に企画した支持者向けの「観劇会」で、参加者から「参加費」として集めた収入より劇場側への支出が2643万円多くなっていた問題です。これが有権者買収の疑いが出ているのです。辞任された小渕前経済産業大臣は全く関与されていないと思います。

宮司をしていますと、いろいろな政党の政治団体からのパーティや歌舞伎の「観劇会」の案内状が送られてきます。それらの案内状の一部に「ご招待」と記載されているものもあります。辞任された小渕前経済産業大臣報道を見て、ピンと来るものがあります。もちろんお金を払って「観劇会」に参加をするのが本筋なのですが、それとは別に参加費を払わないで無料で参加する別口もあるのです。それが「ご招待」です。小渕さんの政治団体の場合、2643万円が本来なら支払うべき「ご招待」の人たちの参加費なのです。この2643万円が政治団体が肩代わりしたと言うことです。

国会議員の場合、秘書たちや所属の地方議員たちにノルマがあり、「観劇会」の参加費を徴収しなければなりません。パーティ券も同様です。ある国会議員のパーティ券などは2万円もします。言葉は悪いのですが、一生懸命に売りさばくわけです。しかし売れ残りが多く出ます。

例えば1000人動員の予定が800人しか集まらなかった場合、貸切の会場には空席が目立ちます。そうなりますと、議員先生の人気がないということになります。支援者に対して議員の権威と権力がないということで示しが付かなくなります。そこで政治団体の事務所では、「ご招待」を増員するのです。おなじ議員先生仲間ならば、お互い参加費を支払っていたら破産します。

しかし一般の有権者の参加券に「ご招待」のスタンプが押してあり、私がその「ご招待」の券を頂いて参加すると「買収」と言うことになります。それではだめなので、参加費は支払っていませんが、必ず領収書を渡してくれます。つまり現金を受け取ったという形をとるのです。よほど信用されなければ「ご招待」の券は頂けません。

政治団体ではそれを見通してホテルでのパーティ券の参加費は高く設定しています。パーティのほとんどは立食です。しかし歌舞伎などの「観劇会」は貸し切っています。空席の部分は「ご招待」の席にしますので、参加費はもらえません。回収不能な赤字の部分です。それを政治団体は「未収分」として処理します。今回の小渕さんの政治団体は、参加者から「参加費」として集めた収入より劇場側への支出が2643万円多くなっていることなどあり得ないお話しです。よほど「ご招待」の人たちが多かったのか、それとも領収書を手渡すことも知らなかったのか、不思議でなりません。有権者買収の疑いが出ても仕方がありません。

いずれにせよ、なぜこうした会計処理をしたのかは不思議です。政治団体の会計処理がずさんであったことが露呈した、ということでしょう。小渕さんのような2世議員たちの選挙に勝つことしか考えない体質や大臣と言う名誉職になりたいという頭では、自分で会計に目を通すことは出来ないでしょう。おそらく一度もやったことがないでしょう。

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