五月になりました。

五月になりました。
今日は五月一日です。早朝より月次祭(つきなみさい)を執り行いました。五月五日午後2時より九鬼稲荷祭が執行されます。九鬼稲荷祭は子供たちのお祭りです。子供たちが交通事故や病気にならないように健康と安全を祈願します。当社の九鬼稲荷社は伏見稲荷の分霊ではなく摂津三田藩三代目藩主九鬼隆律(くきたかのり)公をご祭神としています。今年は15代目の九鬼隆訓氏の参列は都合により参列されません。

九鬼稲荷祭には必ず柏餅を神饌としてお供えします。なぜ柏餅なのか、といえば使われる柏は、古くから神が宿る木とされています。神社や神棚で神に拝する際にぱんぱんと手をたたきます。それを柏手(かしわて)と呼ぶのもここから来ています。

それと柏の木は新芽が出ないと古い葉が落ちないため、子孫繁栄を意味するものとして端午の節句には柏餅をお供えします。

ところで旧暦の五月を皐月(さつき)と呼んでいます。「さつき」は、この月は田植えをする月であることから「早苗月(さなへつき)」と言っていました。大和言葉では「サ」という言葉自体に田植えの意味があります。5月は「田植の月」になのです。「日本書紀」では「五月」と書いて「さつき」と読ませていますので、皐月と書くようになったのは後世のことだと思います

五月はいろいろな別名もあります。

「菖蒲月(あやめづき)」・「稲苗月(いななえづき)」・「五色月(いろいろづき)」・「雨月(うげつ)」・「建午月」(けんごげつ)・「月不見月」(つきみずづき)・「五月雨月」(さみだれづき)・「写月」(しゃげつ)・「橘月」(たちばなづき)・仲夏(ちゅうか)・梅月(ばいげつ)

など、まだまだ沢山の別名があります。

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