「西郷どん」を観ると涙が流れる

「西郷どん」を観ると涙が流れる
三月中旬より体調不良が続きブログを更新できませんでした。お宮の仕事は禰宜の長男に任せて1ヶ月近く養生させてもらいました。養生しながら好きなジャズを聴いて、好きな本を読んだりしました。久しぶりに自著の「幕末入門書」志士たちの死生観を読みました。

明治維新の志士たちの死生観を追及した本です。特に吉田松陰先生と高杉晋作の師弟愛を強調し、「国事に奔走して死んだら魂は何処へゆくのか」を当時の志士になったつもりで書きました。また映画化ができるようにと脚本なみに書きました。

ところで来年、明治維新から150年も経ちます。そのようなつもりでNHKの大河ドラマ「西郷どん」を観ますと、不思議に涙が流れます。それと言うのも、鈴木亮平が扮する西郷隆盛が昭和45年11月25日、三島由紀夫先生と自決された森田必勝先輩とよく似ているからです。

今年も48年祭を森田先輩の故郷三重県四日市市で執り行う予定ですが、鈴木良平の西郷さんのしゃべり口調や、人を愛し、故郷を愛し、国を愛する精神が若き日の先輩にそっくりです。

渡辺謙の役が島津斉彬です。演出とはいえ西郷吉之助と斉昭公と激論を交わしている場面は、森田先輩と先生が議論している雰囲気です。演出されたドラマと分かっていますが、半世紀前を思い出して涙が流れます。事件後48年も経ちますが、決して忘れることはありませんでした。振り返れば自分自身を問い詰める人生でもありました。

しかも私と森田先輩との間に、果し得ていない約束が有ります。それは「日本人であることを誇りに思う国」「自分の国は自分で守る」という、「この国のかたち」を取り戻すことです。体調不良で養生するようでは約束を果たすことはできません。今一度、元気になるためにもう少し養生をします。



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