「怒り」と「心の病」について

「怒り」と「心の病」について
東洋医学では「心の病」には、約2500年前の医学書「黄帝内経」(こうていだいけい)には七つの原因が感情が原因となっていると説明しています。それを「七情(しちじょう)」と言います。その内訳は

「怒る」・「喜ぶ」・「思い悩む「・「悲しむ」・「憂うる」・「恐れる」・「驚く」の7つです。

最近、適応障害・パニック障害・うつ病・自律神経失調症など「心の病」が社会問題にもなっています。「心の病」の原因はストレスであると言われています。東洋医学では何がストレスの要因かを「七情」で考えています。

それも「七情」のマイナスかプラスかを考えて、バランスがよければ正常な身体であり病気になることはないということです。

例えば「怒り」についてですが、私など神社の宮司なのでおとなしく怒ることはない人物だと思われています。「怒る」という感情は毎日持っています。テレビの放送で阪神タイガーズが負けていますと、「何をやっているや、しっかりと打たんか」という怒りの声で愛犬のルークはおびえます。

このように、おもしろくななことがあった時にこの「怒」という感情を持ったり、声を荒げたりする自体はまったく普通のことです。病気ではなく普通のことで健康的なことです。

しかし、何かのきっかけで、「怒りすぎたり」「怒りを我慢しすぎたり」すると「病気」になる、と東洋医学は考えます。東洋医学は「七情」のバランスを重要視しているのです。

報道以来、すっかり行方をくらましている豊田真由子衆院議員の「このハゲぇーーっ!」という怒声には度肝を抜かれましたが、これは怒りすぎです。彼女の事務所の政策秘書がスタッフに怒りの我慢をこえて入れ替わり辞めて行き、秘書仲間の間では「ブラック事務所」として有名だったそうです。

豊田真由子衆院議員の場合、パーソナリティ障害を患っておられると思います。それもサディスティックパーソナリティ障害だと思います。常軌を逸した「怒りすぎ」は心の病気です。豊田真由子衆院議員は自民党を離党されたそうですが、できれば国会議員も辞職され心を癒されて療養を続けられたほうがよいと思います。

ディスティックパーソナリティ障害をウィキペディアから引用します。

サディズムは、苦痛や不快をこうむる他者を見ることで快楽を得ることを意味する。相反過程理論では、誇示するだけでなくサディスティックな振る舞いの実行を楽しむことの様態も説明している。

サディスティックパーソナリティ障害を持つ人々は再発性の残酷行為と攻撃を示す。サディズムは、感情的残酷さの行使、恐怖の活用を通しての他人に対する意図的な操作、暴力への没頭、をも意味しうる。

ある種のサディスティックな人々が痛みや苦しみを他者に与えることで快楽を得るのではあるのだが、サディズムというものは必ずしも肉体的な攻撃や暴力の行使を必要としない。よりしばしば、サディスティックな人々は攻撃的な社会的振る舞いを示し、他者に優越しているという感覚を成就させるために公衆の面前で彼らに恥をかかせるのを楽しむ。

以上ウィキペディアから引用しました。

私が思うのに北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長もサディスティックパーソナリティ障害ではないかと思います。人生において恐怖ゃ失望、不平不安を肌で感じるときに、突然暴力的な行動に走ります。また屈辱や恥辱、失望を与えられたときに牙を向き、突発的に自制するものがなくなると、「怒り」を抑えなくなり他人や他国に対して恐怖を与えるような攻撃的な行動をとります。

サディスティックパーソナリティ障害は人を犠牲にしてまで萎縮させ服従させることに満足感を求めます。さらに「怒り」を行動で示して恐怖や脅迫を呼び起こす意図的な暴力的な手段を用います。他人や他国を打ちのめすことによって周囲の人々より優越感に浸ることを求めます。

サディスティックパーソナリティ障害の治療法に薬物療法や精神療法やカウンセリングがありますが決定的な治療法はありません。針灸医学では「癒しの鍼」を行い、その上で肩こりや目の疲れや全身の疲れをバランスよく治療して行きます。

結論から言えばおもしろいことがあれば、その分おもしろくないこともあるります。これは当り前の話です。高杉晋作の辞世の句を記します。

『面白き事もなき世を面白く すみなすものは心なりけり』

病で死の床にあった高杉晋作が上の句を詠み、その看病に当たっていた野村望東尼(のむら もとに)が下の句を付けたとされてきたようです。

簡単にいえば、自分の心の持ち方次第で、この世は面白なくても面白くなるんじゃないの?


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