歯固めの石の風習

歯固めの石の風習
お食い初め(おくいぞめ)とは、新生児の生後100日目に行われる儀式です。お食い初めはこの子が一生、食べ物に困らないようにという両親が願いをこめて行われる儀式です。
当社の氏子地域では「はし初め」の祝いともいわれています。 

赤ちゃんには、ただ食べさせるまねをするだけですが、赤ちゃんの長寿にあやかるために祖父母のなかでもっとも長寿の人に頼んでいました。核家族が進んでお父さんがする場合もあります。赤ちゃんはこのとき母親が抱いてやります。
 
食い初めの料理は、昔のしきたりでは、本膳は一汁三菜といってご飯を山盛りにしました。
最近では、赤飯に尾頭つきの鯛と離乳食中心の献立でもあるようです。

次に歯固めの儀式がありますがとても簡単です。「歯固めの石」に、お箸を軽くちょんちょんとあてます。そのお箸を、「石のように丈夫な歯になりますように」という願いを込めながら、赤ちゃんの歯茎にやさしく、ちょんちょんとあてるだけです。石を赤ちゃんの歯茎に直接あてることは致しません。誤飲のおそれがあるのでしてはいけません。

当社の氏子地域では石ではなく硬くなった小さな丸餅を使います。「歯固めの丸餅」なのです。「硬い丸餅でも噛める丈夫な歯になりますように。食料にこまらないように」という願いを込めます。

 郷土の風習を知らないお母さんたちが1ヶ月に数回、「歯固めの石」を貸して下さい、と当社に来られます。この周辺では「歯固めの石」ではなく「歯固めの丸餅」と一応に説明しています。しかし両親や祖父母がインターネットで検索されていますのでメジャーな「歯固めの石」をかりられます。

また当社ではお宮まいりのお下がりで差し上げた「お食い初め招福御箸」で歯固めの儀式でお使い戴ければ、無病息災、健やかな成長が叶うとされています。両親も健康の源である歯がいつまでも赤ちゃんが健康であるよう祈念して使用されています。

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