鍼灸と美容について

鍼灸と美容について

本日は、難しい神道や万葉集の解説ではなく、鍼灸師としてのお話しをします。緑内障で悩んでおられる患者さんが3名ほど来院されています。もちろん鍼治療で眼圧を下げる治療をするわけでありますが、不思議なことがありました。眼圧を下げるために、顔面に鍼をすると、何日か経て患者さんが「先生、顔のシミとしわが無くなっている」というのです。実際に患者さんの顔を見ると、シミがあった場所に眼圧を下げるツボがあり、そのシミが薄くなり、またしわも消えているところもあったのです。
それと毎日来られるおばあちゃんの患者さんの背中や顔の皮膚にはシミがありません。別に美顔で来院されてはいません。腰痛や肩こりの治療をしているだけです。背中や腹部だけを見ると、50歳代の皮膚の色です。

それから美顔にも鍼治療がよいのがわかり、実際に美顔の鍼治療を行うことにしました。結構、鍼の刺す痛みもなく、評判がよいので、宮司より鍼灸師として美顔・美容の部分に研究課題を増やしている昨今です。

それと神社の治療院に来院される患者さんの中で、肥満で膝を痛められて中高年の人が多いので、膝の鍼灸治療とは別に痩せるための治療も加えました。耳の周囲と手の関節付近のツボを利用しますと、患者さんの多くは「先生、最近、唾液が甘くなってきました」と言われます。体重計で測定すると、ほんのわずかですが2キロぐらい減っていることが分かります。しかし体重が75キロ以上の患者さんにとって、2キロぐらい減らしても、膝に対する重圧感に変化ないように思えるのですが、それでも喜ばれると、私もその気になって「それなら減量させるツボを研究しょう」と決意するわけです。

私の身長は182センチあり、その割に体重は69キロ前後で、少しやせています。しかし35歳の時には86キロあり、肥満傾向でした。家系的にも糖尿病があり、その当時、太らないようにと医師に指導されていたのですが、働くことに生きがいを感じていたので、その結果、過労で倒れてしまいました。医師の診断では、心筋梗塞・肝臓病そして糖尿病で、このままで行くと数年の命だと、と言われました。
そのとき、目に浮かんだのは大阪府八尾市の甲田先生でした。今は亡き甲田先生は阪大卒の医師で、変人で有名な先生でした。何が変人か、というと西式健康を取り入れ、それを自分なりに改良して甲田式といわれる食事療法だけで、多くの難病を治療されていたからです。甲田医院では、先生が注射や点滴をされたこともなく、薬の処方箋も出されることもなく、問診で「今までよく食べたなあ、宿便がたまっているな」と言われるだけです。
当時、私は「病院で大腸の検査もして、大腸には異常がないといわれたよ」というと、甲田先生は「鍼灸師とは思えない言葉だ、宮司さんとしては失格だ」と怒られました。そして「鍼灸師も人の病の気を診る学問であり、宮司は目に見えない神霊を認める職業にもかかわらず、なんと言う言葉を言う。目にはみることが出来ない宿便という気の病があるのだ」と言われました。

私は甲田先生の指導を仰ぎ、1日3回の食事は、毎回、5種類の野菜をミキサーでジュースを作り、それと玄米の粉に天然の塩を加えたものをゆっくりと食べることになりました。さらに甲田先生は「鍼灸師と宮司さんを兼ねて職業にしているのであるから、鍼灸治療を自分で行い、朝晩、水とお湯で潔斎し、大きな声で大祓詞を唱え、金魚運動とは毛管運動を行ったならば、3ヶ月で治るよ」言われました。その通りに実行する、3ヵ月後には体重は62キロになり、すべての検査の結果、健康になったと言われ、医師に不思議な顔をされました。
それから以後も、体重が増えないように食事に注意しています。また自分で体重が増えないようにするため、唾液を甘くするツボに、自分で鍼治療を行っています。

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