裸足

裸足

私は字を書くことが大嫌いです。先代は書道の名人でしたが、姉も私も書道だけは先代から習っていても全く才能はありませんでした。それは母親の血統を継いだのかもしれません。母親は英語ができ日記も英語で書かれていました。昔の同志社女子を卒業していたことによります。母親も大変な悪筆でありましたが、横文字の英語だけは綺麗に書かれていました。

ふと思ったことですが、私は靴を買うときに27センチの長さの靴を買います。先代の友人に南方戦線で両手を失った人がいます。私より足より短い25センチの靴を履いておられました。ところが足で字を書いたり絵を描いたりすることで有名な人でした。さらに口で筆を加えて書を書くことで知られていました。

動物的に考えて、人間だけが足で物をつかめません。サルは手の力もさることながら、足も器用に使いしかも力強いです。世界に霊長類は200種以上ありますが、人間のホモ・サピエンスだけが足で物をつかめません。

動物園に行けば、サルやオラウータン、ゴリラなどさまざまな霊長類がいるが、手足を器用に使っています。足の指で器用に物をつかんでおり、綱渡りもうまく足の指を使い出来ます。

しかし動物園にいる動物は野性味を失われているので、自然界の動物よりも弱いのは当然で、もしかしたら、自然界の霊長類はもっとすごい力を秘めています。


私が思いますのに、人はなぜ足で物をつかめないのか、つかめなくなったのか、と言いますとホモ・サピエンスは靴を履くようになったからだと考えています。

それが証拠に靴を履かない赤ん坊の頃はつかむことが出来ています。赤ん坊の頃の足の指の機能は、靴を履く大人の10倍と言われています。靴を履かない国、例えばアフリカの奥地などでは、大人になっても、足で物をつかむことが出来るだけでなく、足の指を使って縫い物が出来、針に糸を通すことさえ出来ます。

ここで花谷流進化論が通用します。人は進化する過程で知恵はついたが力は失っていったのです。使わなければ、機能は落ちていきます。肉体も大脳も退化して行きます。
何が進化で何が退化かは分かりませんが、使わなければ退化し、自然の力は落ちて行きます。

今の子供たちは裸足での教育を殆ど受けていません。折り紙・ビー玉・おはじき・ナイフで鉛筆を切ることなど全くしません。だから、指先も当然弱くなっています。握力が弱く物をつかむことができないので、よく転倒します。
手先を使うことにより頭が活性化すると言われているが、足先も同じです。足先を使うことで頭は活性化します。

未来の人間の姿を考えると、もっと裸足での教育を増やしていくことが大切なのかもしれません。人の武器である脳を退化させない為にも足を使う運動が必要です。ワールドカップで日本はベスト16に入りましたが、手先は器用でも足先は不器用な日本人にはサッカーを強くする方法に、裸足で教育することを進めます。それには裸足で小学校の登校・下校をさせれば自然とサッカーは強くなると思います。



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