9.11同時多発テロと英霊

 9.11同時多発テロと英霊

私のように日本を変革し道義国家を作り変えようとする同志たちにとって忘れられない出来事があります。平成13年9月11日、インドネシアを訪問中だった当時の中谷元・防衛庁長官はジャカルタ市郊外にあるカリバタ英雄墓地で献花を行ったことです。

墓地には、先の大戦後にオランダ・イギリス両軍との間で戦った独立戦争で亡くなった兵士や政治家ら、国家に特に功績のあった7038柱が眠っています。この中には、大戦後も同国に残って独立戦争に加わった日本人25人も含まれていいます。独立戦争には、日本人約2千人があえて日本に帰国せずに参加、うち1千名が戦死し、現地で高い評価を受けています。

そこで中谷元・防衛庁長官は25名の元日本軍兵士がインドネシアでは英雄として称えられ、カリバタ国立英雄墓地にインドネシア人と同じく手厚く埋葬されていることを認識したのです。献花後、当時の中谷元・防衛庁長官は下記の通りの感想を述べました。

日本人の先祖が、他国の英雄として厚く祭られている。彼らは地域の人々の心に溶け込み、一緒に命懸けで行動した人道的精神に心から敬意を表した

まさにその同日の平成13年9月11日午前(日本時間12日午前)、米国国内線の飛行機4機が同時にハイジャックされ、そのうち3機がニューヨークの世界貿易センタービル、ワシントンのペンタゴンなどに突入するという、史上まれに見る大掛かりな同時多発テロ事件が発生し、多くの死傷者を出しました。

 私は米国のテロとの戦いを真っ先に支持し、イラクにも自衛隊を派遣した日本という国家が信じられません。本当に米国が正義の国なのか疑問に思います。結局、イラクに大量破壊兵器がなく、アルカイダーとの関係もありませんでした。米国のやり方は腹に据えかねる点が多々あります。

それと日本の総理大臣が諸外国を訪問した場合は、その国のために亡くなった方が埋葬されている墓地などを訪れて献花することが外交儀礼となっています。訪米時には民主党の総理大臣はバージニア州のアーリントン国立墓地を訪問し献花をしています。

しかしながら、日本では、祖国のために亡くなった方が神として祀られている靖国神社に総理だけでなく、政治家が参拝することすら批判の的になっているとは奇妙なことです。日本の政治家が外国にある慰霊施設を訪問するのは良いが、靖国神社に限ってはダメだとするのでは、国のためにたった一つしかない命を捧げた英霊達は無駄死にだった、と言っているのも同然ではないでしょうか。

 

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