尖閣諸島と東シナ海を守る貧弱な空自第83航空隊

尖閣諸島と東シナ海を守る貧弱な空自第83航空隊
防衛省統合幕僚監部は2日、中国の軍用機2機が同日午後、尖閣諸島を含む東シナ海に接近しし、尖閣諸島付近の領海から約55キロまで近づいたと発表しました。航空自衛隊が戦闘機を緊急発進(スクランブル)させて監視を続けたところ、2機は約1時間半後に日本の防空識別圏外に出た、ということです。このことについて前のブログにも記述しました。
国際法に違反する飛行はありませんが、中国軍用機が尖閣諸島まで近づいたのは初めてといのは初めてです。

尖閣諸島を含む東シナ海周辺には常に優秀な航空自衛隊の戦闘機が守っていることを中国側に認めさせなければなりません。それには、航空自衛隊の日ごろからの訓練が必要です。さらに中国に国際ルールを飲み込ませるには、外交努力も必要です。

尖閣諸島や東シナ海周辺を守る空自第83航空隊(1個飛行隊)は、航空総隊隷下の南西航空混成団に属している航空隊のひとつです。司令部は那覇基地(沖縄県那覇市)に所在しており、主に南西諸島地域の領空に接近・侵入してくる国籍不明機に対しての対領空侵犯措置を実施するとともに、那覇基地の管理業務を担当しています。

私は短い期間ですが、陸自に入隊していた期間もありますので軍事評論家的に記述します。空自第83航空隊の2個飛行隊の設置は急務です。あほ政党の民主党が政権を握ったために戦闘機は不足気味です。それというのも、F2戦闘機の生産数を縮減させたためです。財政的に余裕が無いところに、ロシアが占領している北方領土もきな臭くなっており、2個飛行隊設置の余裕が資金的にないということです。

こうなるとのんびりと次期戦闘機選定をやっている状況でないのです。即戦力でなければならなりません。新型機の生産ラインを日本に作ったり、訓練体系の整備やらに時間を費やすはありません。F2戦闘機の生産を続行し、戦闘飛行隊を維持し、増強を図るべきです。防衛費を抑制していられる時代は終わったのです。米国に頭を下げて、F22戦闘機を買うか借りるかするべきです。

さらに第83航空隊の、運用の問題点として、那覇空港が共用空港であることによる民間旅客機との競合や、訓練空域の管轄権が沖縄駐留米軍にあり訓練日程が週一回の協議で設定され常に調整が必要であることが挙げられることです。

私がうれしく思うのは、平成22年12月17日に閣議決定・公開された防衛計画の大綱及び新中期防に基づき、当基地に既存の戦闘機部隊1個を移動させ、空自第83航空隊を2個飛行隊編制とした上で航空団に改編することが決定したことです。

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