富士山は誰のものと名前の由来

富士山は誰のものと名前の由来
知っていて知らないお話しを致します。日本人はだれでも知っている富士山のお話しです。
富士山は静岡県と山梨県にまたがっています。富士山はの裾野はそれぞれの県に分かれていますが、山頂は現在何県と決まっていません。それは八合目から山頂までは富士宮富士山本宮浅間大社の境内なのです。
この件に関しまして、「國文學」(2004年2月号)に富士本宮浅間大社宮司の渡邉新氏がこう書いておられます。

1.富士山本宮浅間大社は全国で1300社ほどある浅間神社の総本宮として、富士山八合目以上を奥宮境内地として太古より祀りつづけております。
2.平安、室町時代には、富士山頂に複数の堂宇が存在し、富士山頂の支配権は単一ではありませんでしたが、慶長14年(1609)徳川家康公は、富士山頂上の本宮支配を認めました。
3.その後、明治維新を経て、富士山頂上境内地は国有境内地となりました。
4.大東亜戦争終結後、「社寺等に無償で貸し付けてある国有財産の処分に関する法律」に従って、当大社も富士山八合目以上の譲与申請をしたところ、ごく一部の譲与に留まったため、昭和32年、当大社は東海財務局長を相手取り「譲与申請不許可処分取り消し請求」を名古屋地方裁判所に訴えるに及びました。
5.その後裁判は最高裁に持ち込まれ、ついに昭和49年4月9日、当大社の訴えが認められ、富士山八合目以上が名実共に当大社奥宮境内地であることが確定いたしました。

次に富士山の名前の由来を調べます。次になぜ「富士」と書くのか。

「常陸国風土記」―福慈
「万葉集」―不尽山・不士能高嶺・布二能嶺
「続日本紀」―富士
「竹取物語」―不老不死の薬を焼いた山から不死
鶴見神社宮司の説―富士の「ふ」は「炎」を噴く意味で、「ち」は「血」のように赤い、あるいは「地」を指し、ふくちの山が富士になった。


私は世界遺産には登録されない名峰の富士山を新幹線から眺めるのが大好きです。昨年12月、大学時代の親友で、入院先の静岡県藤枝市の市民病院へ見舞いに行ったとき、富士山が遠くから見えました。富士山は遠くから眺めるのが最高ですね。それと八合目から山頂までは浅間大社の境内、つまり神域なので、登山されるときには、霊峰の富士山を汚さないようにして下さい。それと登山の際には、「六根清浄」の言葉を称えながら登ってください。



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