「三隣亡」について

「三隣亡」について
建設化成者から平成24年3月30日は大安なので地鎮祭の以来がありました。神社として依頼があれば仏滅で施主が承知であれば引き受けます。今回は施主さんから建設会社を通して、この日は「三隣亡」(さんりんぼう)なので延期の申し出がありました。
 
「三隣亡」は、地鎮祭・棟上げ・土起こし等の建築に関しては大凶とされています。大悪日です。しかしながら、「三隣亡」の由来は全く不明です。一体いつの時代から三隣亡が大悪日といわれるようになったのか不明なのです。

ところが江戸時代の書物には「三輪宝」と書かれ、「屋立てよし」「蔵立てよし」と注記されていました。21世紀の時代とは正反対の吉日だったのです。それでは「三輪宝」が「三隣亡」に変化したのかは不明です。何分江戸時代のことなので、標準語というものがありません。
「屋立てよし」「蔵立てよし」の「よ」が「あ」と聞き間違えて、それがそのまま「屋立てあし」「蔵立てあし」と伝わってしまったのではないかと思います。それで「三輪宝」が「三隣亡」に書き改められたと思います。

「三隣亡」は今に続く迷信の最たるものだと思います。これを信じている人が鶴見に結構多いのに驚かせられます。昔の大手のゼネコンは、社員教育で「三隣亡」のことを教えていましたが、最近は教えなくなっているのかもしれません。

1・4・7・10月は亥の日,2・5・8・11月は寅の日,3・6・9・12月は午の日「三隣」になります。

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